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HOBBY
レザークラフト
家族の影響で始めたレザークラフトですが、ものづくりを好む人にとって、これほど「完璧な趣味」はありません。
まずレザークラフトでは、使う道具や素材の全てが「心地良い」です。見た目はもちろん、手触りから重さまで、それぞれの役割に応じた機能美を感じることが出来ます。それをWEBデザインで例えるならば、Macに囲まれて制作する事に似ていると感じます…、が、それ以上かもしれません。
次は「流れる時間」です。 型紙を起こし設計するワクワクした時間から、革を切り出す緊張でドキドキする時間。 そして何より、糸で繰り返し縫っていくフワフワとした時間は、頭を空にして無心になれる格別な時間です。 それをWEBデザインで例えるならば…、いや、これは例えようが無いみたいです。
そして最後に「使う場面」です。もちろん、自分の財布やキーケース、名刺入れは自分の手作りです。すべて制作してから年数が経ち、飴色に輝きながら私の手に吸い付くように馴染みます。
しかし、一番の醍醐味は「リクエストに応えて作った時」です。相手が欲しいと感じたものを、手作りで丁寧に丁寧に制作します。それをプレゼントして喜ばれなかった事は一度もありません。そして何より、プレゼントした後に「ここの糸が解けたんだけど直せる?」と、数年経った今でも使ってくれていることを知った時、一番の幸福を感じることができます。
WEBデザインで最新のデジタルに感動しながら、レザークラフトでアナログな手触りと時間の流れに感謝する。
私はそんなクラフトマンです。